1週間の献立をパターン化|買い物リストごと迷わなくなる型
この記事でわかること
- 献立より先に「たんぱく源」を決めると買い物がラクになる理由
- 1週間リストの具体的な型(そのまま真似できます)
- 「予定どおりいかない日」を最初から組み込む考え方
こんにちは。管理栄養士のコスモスです。
毎日の「今日何作ろう」。あれは料理の中でいちばん消耗する工程かもしれません。
私の提案は、献立を7日分考えることではありません。「たんぱく源を5つ決めるだけ」の買い物リスト術です。
献立ではなく「たんぱく源」から決める
1週間分の献立を完璧に立てても、体調や気分で崩れます。だから決めるのは骨組みだけにします。
やり方は簡単。月〜金の夕飯の主菜のたんぱく源を5つ決めるだけです。
- 月: 鶏肉
- 火: 魚(切り身や缶詰)
- 水: 豚肉
- 木: 卵か豆腐
- 金: ひき肉
「何の料理にするか」は当日の気分で決めてOK。鶏肉の日なら、焼くか煮るか蒸すか、その日の体力と相談です。骨組みがあるだけで、迷いは半分以下になります。
リストの型: 4つの枠で書く
買い物メモは、この4枠で書くと抜けが減ります。
- たんぱく源: 上で決めた5つ+朝食用(卵・納豆・ヨーグルトなど)
- 野菜: 生で食べる用2〜3種+加熱用2〜3種。彩りが違うものを選ぶと自然にバランスが取れます
- 常備軍: 冷凍きのこ用のきのこ、乾燥わかめ、蒸し豆、冷凍野菜など日持ち組
- 主食・その他: 米、パン、麺、調味料の補充
野菜は「品目」で厳密に決めず、「緑のもの2つ、赤か黄のもの1つ」のようなゆるい指定にしておくと、店頭で安いものを選べます。
「作れない日」を最初からリストに入れる
ここがこの記事でいちばん伝えたいことです。
1週間のうち1〜2日は、作れない日が来るものとして設計してください。冷凍うどん、レトルトカレー、冷凍宅配弁当。そういう「保険枠」をリストに最初から入れておくのです。
保険があると、疲れた日に「作れなかった」ではなく「予定どおり保険を使った」になります。同じ行動でも、気持ちがまったく違います。
暮らしの形に合わせて型を作り替える
ここまでで決めたのは、曜日ごとのたんぱく源でした。同じ骨組みのまま、暮らしの形に合わせて少しだけ調整してみます。
一人暮らしは「3種類だけを回す」
一人分の買い物でつらいのは、使い切れずに傷ませてしまうこと。たんぱく源を5種類ではなく3種類に減らして、鶏肉と魚は2日ずつ、卵か豆腐は1日にあてます。
| 曜日 | たんぱく源 | 変えるのは調理法だけ |
|---|---|---|
| 月・火 | 鶏肉 | 1日目は焼く/2日目は煮る |
| 水・木 | 魚(切り身か缶詰) | 1日目は焼く/2日目は和える |
| 金 | 卵か豆腐 | 丼にするか、鍋にするか |
| 土・日 | 保険枠 | 買い置きから1品 |
食材は同じで、調理法だけ入れ替える。これなら1パックを2回で使い切れますし、献立を考える回数も週5回から3回に減ります。
子どもがいる日は「取り分け」を先に決める
子ども用と大人用を別々に作ると、負担が一気に増えます。作り分けではなく、味つけの順番のほうを型にしてしまいましょう。
1. まず薄味のまま作る
2. 子どものぶんを先に取り分ける
3. 残りに大人の味(こしょう、にんにく、辛み、濃いめの調味料)を足す
この順番さえ固定しておけば、献立を2本立てにしなくて済みます。取り分けと相性がいいのは、煮る・蒸す・炒めるのように味を後から足せる料理です。
型を保ったまま食費を下げる
食費を絞りたいときも、たんぱく源の枠だけは消さないでいてほしいです。たんぱく質の推奨量は1日あたり男性65g、女性50g(18〜64歳)とされています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」)。ここが削れると、食べた量のわりに物足りなさが残ることがあります。
年齢によって目安は変わります。詳しい数字はたんぱく質は1日どれくらい?に載せました。
節約に寄せる調整は、この3つで足ります。
- たんぱく源も野菜と同じくカテゴリで書く。「肉」「魚」「卵か大豆」とだけ書いておけば、部位も銘柄もその日の値段で決められます
- 週の後半は冷凍と乾物の枠に寄せる。買い足しに行く回数が減るぶん、予定になかった買い物も自然に減ります
- 保険枠は安いものをひとつだけ。乾麺や缶詰なら、使うことをためらわずに済みます
自分に必要なたんぱく質の量が気になったら、今日のたんぱく質、足りてる?かんたん計算機で確かめてみてください。型を決めてもなお決めきれない日は、夕飯が決まらない日の30秒診断に任せてしまうのも手です。
まとめ
- 決めるのは献立ではなく、平日5日分のたんぱく源だけ
- リストは「たんぱく源・野菜・常備軍・主食」の4枠で書く
- 作れない日の保険枠を最初から組み込むと、罪悪感が消える
買い物リストは、未来の自分への小さな仕送りです。今週の分から、まずたんぱく源5つ、決めてみませんか。