高たんぱく低脂質の食品一覧|コンビニ・外食・おやつの選び方
こんにちは、管理栄養士のコスモスです。
「たんぱく質はとりたい。でも脂質はおさえたい」。そんなときに毎回検索するのは大変ですよね。この記事では、高たんぱく低脂質の食品を一覧表にまとめました。数値はすべて文部科学省の食品成分データベースで確認しています。
この記事でわかること
- 高たんぱく低脂質の食品14品目の一覧表(100gあたりの数値つき)
- コンビニ・外食・おやつで迷わない選び方
- 1日にどれくらいたんぱく質をとればいいかの目安
結論からお伝えします。迷ったら「鶏むね肉・ささみ・まぐろ赤身・たら」の4つを覚えておけば十分です。この4つはたんぱく質が多く、脂質は100gあたり2g以下しかありません。あとは下の一覧表を、買い物や外食のときのものさしにしてみてください。
この記事の「高たんぱく低脂質」の基準
じつは「高たんぱく低脂質」に公的な定義はありません。そこでこの記事では、基準を次のように決めて選びました。
- 可食部100gあたり、たんぱく質15g以上・脂質10g以下
可食部とは、骨や皮などを除いた「実際に食べられる部分」のことです。この基準はあくまで私が記事内で線引きしたものですが、基準を決めておくと食品どうしを比べやすくなります。
また、たんぱく質15gには届かないものの、脂質がとても少なくて使いやすい食品もあります。そちらは「サポート食品」として、別の表で紹介しますね。
高たんぱく低脂質の食品一覧表(10品目)
基準を満たした10品目です。数値はすべて可食部100gあたりで、文部科学省の食品成分データベースで検索して確認しました。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 |
|---|---|---|---|
| 鶏むね肉(皮なし・生) | 105kcal | 23.3g | 1.9g |
| 鶏ささみ(生) | 98kcal | 23.9g | 0.8g |
| 鶏もも肉(皮なし・生) | 113kcal | 19.0g | 5.0g |
| 豚ヒレ肉(赤肉・生) | 118kcal | 22.2g | 3.7g |
| くろまぐろ(天然・赤身・生) | 115kcal | 26.4g | 1.4g |
| かつお(春獲り・生) | 108kcal | 25.8g | 0.5g |
| まだら(生) | 72kcal | 17.6g | 0.2g |
| バナメイえび(養殖・生) | 82kcal | 19.6g | 0.6g |
| するめいか(生) | 76kcal | 17.9g | 0.8g |
| 糸引き納豆 | 184kcal | 16.5g | 10.0g |
出典: 文部科学省「食品成分データベース」
こうして並べると、肉なら「皮なしの鶏肉と豚ヒレ」、魚介なら「赤身の魚・たら・えび・いか」が強いと分かります。納豆は脂質10.0gで基準ぎりぎりですが、植物性で唯一入った貴重な存在です。
サポート食品(たんぱく質は控えめ・脂質がとても少ない)
たんぱく質15gには届かないものの、脂質が少なく組み合わせに便利な4品目です。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 |
|---|---|---|---|
| 卵白(生) | 44kcal | 10.1g | 微量 |
| カッテージチーズ | 99kcal | 13.3g | 4.5g |
| 木綿豆腐 | 73kcal | 7.0g | 4.9g |
| ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37kcal | 4.0g | 0.3g |
出典: 文部科学省「食品成分データベース」
メインのおかずに一品足したいときや、おやつ代わりに向いています。
コンビニでの選び方
コンビニで迷ったら、この記事の基準「100gあたりたんぱく質15g以上・脂質10g以下」をものさしにしてください。市販品はパッケージ裏の栄養成分表示に数値が書いてあります。
- サラダチキン: 鶏むね肉が原料なので有力候補です。ただし味つけで脂質が変わるため、表示の確認をおすすめします
- ゆで卵・ギリシャヨーグルト: 商品ごとの差が大きいので、こちらも表示でチェックしましょう
- 納豆巻き・焼き魚パック: 上の一覧表に載っている食材を使った商品は、だいたい優秀です
ひとつ注意点があります。表示が「1包装あたり」の商品と「100gあたり」の商品が混ざっているので、比べるときは単位をそろえてくださいね。
外食・チェーンでの選び方
外食は「高たんぱく低脂質と相性が悪い」と思われがちですが、選び方しだいで十分対応できます。
焼肉は赤身系の部位を選ぶ
焼肉なら、カルビのような脂の多い部位ではなく赤身系を選びます。レバーやハツ、鶏ももなどが候補です。実際、鶏もも肉は皮なしなら100gあたりたんぱく質19.0g・脂質5.0gで、この記事の基準をクリアしています。
部位ごとの数値を足し算しながら食べたい方は、焼肉の栄養計算機を使ってみてください。食べた部位と枚数を選ぶだけで、たんぱく質と脂質の合計が出ます。
カフェではミルク入りのドリンクが候補
スターバックスのようなカフェでは、ミルクを使うラテ系のドリンクがたんぱく質の補給源になります。ただしサイズやカスタマイズで数値は大きく変わるものです。組み合わせごとの数値はスタバ計算機で確認できます。
宅配弁当なら最初から絞り込む
宅食サービスのナッシュを使っている方は、メニューを1つずつ見比べるより検索したほうが早いです。ナッシュ高たんぱく低脂質検索なら、たんぱく質と脂質の条件でメニューを絞り込めます。
おやつの選び方
おやつでたんぱく質を足したいときは、サポート食品の表が役立ちます。
- 無脂肪無糖ヨーグルト: 100gあたり37kcal・脂質0.3gで、果物と合わせても軽めです
- カッテージチーズ: チーズの中では脂質が少なめで、100gあたり4.5gです
- あたりめ・ゆで卵: コンビニで買いやすい定番なので、表示を見て選びましょう
甘いものを我慢しすぎると続かないので、食べる日があってもかまいません。ドーナツを選ぶ日はミスド計算機で数値を見ながら選ぶと、罪悪感が減りますよ。
1日の目標量との関係
そもそも、たんぱく質は1日にどれくらい必要なのでしょうか。国の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、推奨量が次のように示されています。推奨量とは、ほとんどの人にとって必要量を満たせるとされる量のことです。
| 対象 | たんぱく質の推奨量(1日あたり) |
|---|---|
| 成人女性 | 50g |
| 成人男性(18~64歳) | 65g |
| 65歳以上の男性 | 60g |
出典: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
たとえば鶏むね肉100gでたんぱく質23.3gなので、推奨量の3分の1以上をまかなえる計算です。体格や運動量によっても目安は変わるため、自分に合った量はたんぱく質計算機で確認してみてください。
脂質はゼロを目指さなくていい
ここまで脂質をおさえる話をしてきましたが、大事な補足があります。脂質は細胞膜やホルモンの材料になる、体に欠かせない栄養素です。同じ基準では、脂質の目標量は1日の総エネルギーの20~30%とされています。仮に1日2,000kcalの人なら、400~600kcal分は脂質からとる計算になります。
つまり目指すのは「脂質ゼロ」ではなく、「余分な脂質を削って、たんぱく質に置き換える」ことです。揚げ物が続いた週に、一覧表の食材へ寄せるくらいの感覚で十分だと思います。
まとめ
最後に、この記事のポイントをおさらいします。
- この記事の基準は「100gあたりたんぱく質15g以上・脂質10g以下」
- 迷ったら鶏むね肉・ささみ・まぐろ赤身・たらの4つを覚えておく
- コンビニでは栄養成分表示を、外食では計算ツールをものさしにする
- たんぱく質の推奨量は成人女性50g・成人男性65g(65歳以上の男性は60g)
- 脂質はゼロを目指さず、総エネルギーの20~30%を目安に残す
数値を毎回覚えるのは大変なので、この一覧表をブックマークして使ってもらえたらうれしいです。焼肉やスタバなどシーン別の計算ツールは、無料ツールまとめにそろえています。
持病などで食事制限のある方は、主治医や担当の管理栄養士の指示を優先してください。