前回の記事では既存の技を新規習得したポケモンたちをまとめました。
例)ガブリアスのまきびし
【ポケモンSV】既存ポケモンの新規習得既存技考察|あにたろブログ【スマブラ&投資】 (mina-free-ni-naru-by-king-k-rool.com)
今回の記事は逆に、メインの既存の技を習得出来なくなったポケモンたちを独断と偏見で不遇ランキングにします。
3位 ラランテス

タイプ
くさ
種族値
70-105-90-80-90-45 計480
特性
リーフガード・あまのじゃく(能力ランクを変化させる技の効果が逆になる)
ばかぢから 闘物理 威力120・命中100
攻撃後、自分の『こうげき』『ぼうぎょ』ランクが1段階ずつ下がる。
ばかぢからは高い攻撃性能を持つ反面、攻撃が下がることから連打性に優れない技だった。
しかしラランテスは特性あまのじゃくにより『攻撃』『防御』ランクを1段階ずつ上げながら攻撃出来るという数少ないばかぢからあまのじゃくの使い手だった。
リーフストームで攻撃しながら『特殊攻撃』ランクを2段ずつ上げる戦法は残っているが、高い攻撃を活かせないのが惜しいところ。
一芸に秀でたポケモンだったが、これを没収されたことにより芸の幅が狭まった。
ついでにウェザーボールも没収されて晴れパ運用も厳しくなった。
あとグラススライダーとはたきおとすも没収された。

2位 マニューラ

タイプ
あく・こおり
種族値
70-120-65-45-85-125
特性
プレッシャー・わるいてぐせ
はたきおとす 悪物理 威力65(97.5)・命中100
相手が道具を持っている場合、ダメージが1.5倍になり、さらに道具を持っていない状態にする。
じごくづき 悪物理 威力80・命中100
相手は2ターンの間、音系の技『いびき』『いやしのすず』『いやなおと』『うたう』『うたかたのアリア』『エコーボイス』『おしゃべり』『おたけび』『きんぞくおん』『くさぶえ』『さわぐ』『スケイルノイズ』『すてゼリフ』『チャームボイス』『ちょうおんぱ』『とおぼえ』『ないしょばなし』『なきごえ』『バークアウト』『ハイパーボイス』『ばくおんぱ』『ほえる』『ほろびのうた』『むしのさざめき』『りんしょう』『ソウルビート』『オーバードライブ』『ぶきみなじゅもん』『フレアソング』を使えなくなる。
トリプルアクセル 氷物理 威力20・命中90
1ターンに3回連続で攻撃する。攻撃が当たる度に威力が20ずつ増える
つららばり 氷物理 威力25・命中100
1ターンに2~5回連続で攻撃する。
メインウェポンがごっそり没収された。
マニューラの登場はDP世代で、当時はガブリアスやゲンガーを上から殴れることで重宝された。
しかし、攻撃種族値は高いものの、覚える技の威力がれいとうパンチ(75)だったりつじぎり(70)だったり非常に低火力だった。
しかも当時はれいとうビームの威力が95。
技のダメージを表す火力指数ではなんとコラッタのすてみタックル以下の数値。
※火力指数=攻撃力×技の威力(マニューラはこれが極端に低い)
そんな中、世代が進むにつれて習得技が増え、特にはたきおとすはマニューラに改革を与えた。
氷技もバリエーションが増え、襷、マルチスケイル、ばけのかわ等に有効な連続技を習得した。
が、それらを没収された。
癖のない命中安定の氷技はアイススピナー(80)、悪技もつじぎり(70)に逆戻り。

1位 ブースター

タイプ
ほのお
種族値
65-130-60-95-110-65 計525
特性
もらいび・こんじょう
ニトロチャージ 炎物理 威力50・命中100
100%の確率で自分の『すばやさ』ランクが1段階上がる。
マジカルフレイム 炎特殊 威力75・命中100
100%の確率で相手の『とくこう』ランクを1段階下げる。
ばかぢから 闘物理 威力120・命中100
攻撃後、自分の『こうげき』『ぼうぎょ』ランクが1段階ずつ下がる。
アイアンテール 鋼物理 威力100 命中75
30%の確率で相手の『ぼうぎょ』ランクを1段階下げる。
ねっさのだいち 地特殊 威力70・命中100
30%の確率で相手を『やけど』状態にする。自分が『こおり』状態の時でも使う事ができ、使うと『こおり』状態が治る。
キングオブ不遇ポケモン。
初代から強力な上位互換に当たるウインディの存在で不遇ネタを擦られ続けたが今作でもその不遇っぷりは健在。
ブイズは補助技が豊富で、優秀な炎単体が多い中誰かの完全下位互換になることはなかったが、王道的なアタッカーとして必要なパーツをごっそり没収された。
特にばかぢからが痛い。
格闘技を失ったことで岩タイプに対する打点を失った。
命中不安だが対岩に使えるアイアンテールも没収された…

ニトロチャージについて
そして意味が分からないのがニトロチャージの没収。
ニトロチャージの登場はBW(第5世代)。発売日は2010/9/18。
そこからニトロチャージの技マシンが廃止された剣盾(2019/11/15)まで約9年間ブースターを支え続けてきた技だった。
素早さが低く攻撃の高いブースターにとって、攻撃しながら素早さを上げれるこの技は非常に画期的だった。
そして今作、技マシンで復活したが何故かブースターは覚えられない。

原因は不明。
制作サイドのミスなのか意図したバランス調整なのかは神のみぞ知る。
その代わり草版ニトロチャージのくさわけを新規習得した。
不一致で火力は落ちるものの素早さを上げる手段は残されており、ノーマルテラスタルでタイプ一致根性からげんきを上から打つのが今のブースターの主流になりつつある。
過去に覚えた主要技が技マシンに復帰したのに没収されたという点で不遇ポイントが高いと判断し今回は1位とさせてもらいました。
ブースター、今後のアプデで没収技覚えれるようになったらいいね…
